ゆとり教育のあれこれ

ゆとり教育の内容のひとつとして選択学習があります。選択学習とは主に高校などで実施されていますが、生徒の習熟度に合わせてより発展的な内容を扱うことが可能である事を指します。つまり、より生徒個人に焦点を合わせた学習機会を与えようというわけです。問題解決を養う学習とは例えば、「観察や実験」「プレゼンテーションやディベート」のような、問題を解決するのに時間と思考力を必要とする学習を指します。ゆとり教育の目的である「考える力を養う」を実現するためには、まさに打ってつけの分野というわけです。これまでの理念的な内容とは少し離れますが、ゆとり教育を実践するための手段として週休二日制の導入にも触れないわけにはいきません。週休二日制がどのような制度なのか、説明する必要はないでしょう。なぜゆとり教育に週休二日制が絡むのか、皆さんはご存知でしょうか?これは、「土曜日は休みにするので、日ごろの疲れを取ってください」というわけではなく、空いた時間で生徒が自主的に学習する機会を与えようとしているのです。またゆとり教育の利点はなんと言っても、子供たちが自分自身で物事を考える力を育てられるという点です。基本的には学校で教わる勉強範囲は少なくなったので、それ以上知識を吸収したければ自分で調べるしかないという理屈です。このような学習過程によって生徒の考える力を養おうと考えたのです。
それと生きる力を養うという事です物事を自分で考えるという習慣は、人間が生きていく上では欠かせない要素です。つまり物事を自分の頭で考える力とは、生きる力に直結しているという理屈です。生きる力が養われると、それは豊かな人間性につながるという論理です。この考え方は非常に感覚的なので、「そうだなぁ」と感じることはできますが、論理的に理解するには少々ムリがあるのではないでしょうか。そのため、より具体的な説明を加えると、【生きる力を養う→多くの経験を積む=多様な価値観を学ぶ→豊かな人間性を育む】という事になるのです。